【よろず支援ニュース#167-令和】来年の主要補助金の動向・最新情報、補助金の基金化など

来年の主要補助金の動向・最新情報、補助金の基金化など

昨日の朝日新聞ウェブサイトに以下の記事が掲載されております。

● 見出し:「中小企業支援に3600億円 ポイント還元も上積みへ」

 >>https://www.asahi.com/articles/ASMD1558YMD1ULFA002.html 

(記事抜粋)

 ▶ 「政府は今月上旬にまとめる経済対策で、中小企業支援に3600億円を投じる調整に入っ

  た。年に1200億円ずつ、3年間かけて支出する方向だ。」

 ▶ 「中小企業支援は、競争力強化や新事業創出を目的に、開発や設備投資の一部費用を補助する

  「ものづくり補助金」が中心となる。この補助金は、2012年度から毎年度1千億円前後を補

  正予算に計上。財務省が成果の評価があいまいだとして見直しを求めていたが、規模がほぼ維持

  される見通しだ。」

 

先日日本経済新聞記事では、来年の中小企業支援策を「生産性革命補助金」としていましたが、この補助金予算額が1200億円で調整に入っていると読めると考えます。

ちなみに本年の国の中小支援策である(ものづくり補助金を始めとする主要3補助金を含む)「中小企業生産性革命推進事業」の予算額は1100億円でしたので、このまま進めば来年も総額でほぼ同じ規模になるようです。

 

さて、当件に関し、ちょっと気になる記事が本日の日刊工業新聞に掲載されております。

 見出し:「中小対策「基金」創設へ、活用期間を弾力化」

(記事抜粋)

 ▶ 「政府は近くまとめる経済対策の一環で、中小企業対策向け基金を創設する。」

 ▶ 「一過性の恐れがある単年度予算などとは違い、基金は活用期間を弾力的にでき、使い勝手が

  良い。」

 ▶ 「中小企業にとっても支援策活用の計画が立てやすくなることから、中小関連団体(日商・全

  国連・中央会)も基金創設を歓迎している。」

 ▶ 「ただ、財務省には、基金は一般歳出のようなチェックが働きにくいと危惧する見方もあり、

  企業庁などと調整は大詰めを迎える。」

 

朝日新聞記事にある「年に1200億円ずつ、3年間かけて支出する方向だ」という文が基金のことを指すのでしょうか? 仮に、基金の対象が主要補助金のことであれば、使い勝手が大分良くなりますので、事業者の皆様にとっては大変喜ばしい話かと考えます。いづれにせよ、未だ検討・調整中の話なので、結論を待つ必要があるかと思います。

参考として、中小企業向け補助金で近年に基金化された例としては「レジ補助金」(軽減税率対策補助金)があります。

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