令和２年度当初予算案の閣議決定！その内の中小支援策・補助金について解説

今月１３日に（令和元年度）補正予算案が閣議決定され、先週２回に分けて補正予算案にある中小支援策・補助金をご案内しました。

その後、先週２０日に令和２年度予算案（当初予算案）が閣議決定されました。「前年比1.2%増の102兆6580億円で、当初予算では2年連続で100兆円を突破した。」とのことです。

● 日経新聞Ｗｅｂ記事

　＞＞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53587360Z11C19A2MM0000/

膨張し続ける当初予算に関しては批判も多いようですが、それはさておき、本日は経産省関連の当初予算（約１．３兆円）の中の中小支援策・補助金について以下解説します。

1）連携型ものづくり補助金（複数の事業者による共同申請）＞＞予算案額１０億円

　▶ ＰＲ資料にある概要

　　＞＞https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/pr/ip/chuki_16.pdf

　▶ 単独申請のものづくり補助金は補正予算に計上されています。この当初予算に入っているのは

　　「複数の事業所により共同申請タイプ」のものづくり補助金です。昨年は和歌山県内での採択者

　　グループはありませんでした。昨年の予算額５０億円から１０億円に大きく減額されています

　　ね。

2）海外展開を支援する補助金（「Japanブランド育成支援事業」）＞＞予算案額１０億円

　▶ ＰＲ資料にある概要

　　＞＞https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2020/pr/ip/chuki_15.pdf

　▶ 事業者の海外展開をサポートする補助金です。ご関心のある事業者様は、上のＰＲ資料をご覧

　　ください。

3）マイナンバーカードを持つ人向けのポイント還元事業＞＞予算案額２４７８億円

　（総務省関連の予算）

　▶ 現行のキャッシュレス・ポイント還元事業者は来年６月で終了します。その後、先日当メルマ

　　ガでもご案内した通り来年９月より「マイナンバーカードを持つ人向け２５％ポイント還元事

　　業」が始まります。

　▶ 右は先日の当メルマガ関連記事

　　＞＞https://yorozu-wakayama.jimdofree.com/news159-2019/

　▶ 今回総務省が公表した令和２年度予算案資料

　　（https://www.soumu.go.jp/main_content/000660600.pd）には以下のような記述がありま

　　す。

　　「令和２年９月から令和３年３月までの期間、マイナンバーカードを活用した消費活性化策（マ

　　イナポイントの付与、4,000万人を対象に2万円の前払い等に対し5，000ポイントの付与）を実

　　施し、マイナンバーカードの普及やキャッシュレス決済の拡大を図り～」

　▶ この新しいポイント還元事業は総務省管轄ですが、小売・飲食をはじめ多くの事業者様に大き

　　く関係することですので、ご紹介しておきます。

これで来年度の当初予算案、補正予算案にある中小支援策・補助金の概要が出そろいました。明日はそのサマリーをしたいと思います。

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