【よろず支援ニュース #96】 今年の主要補助金の概要が判明、簡単に解説します!

皆様、新年あけましておめでとうございます! 今年も和歌山県よろず支援拠点、よろしくお願い申し上げます。
さて本年一回目の配信ですが、今年公募予定の主要補助金・支援制度の概要が判明しましたので、少しだけ解説したいと思います。
まずは中小企業庁が年末に公表しました各種補助金・支援制度の概要資料は下のURLのとおりです。
以下、主要補助金の解説ですが、詳細は上記URLにある資料をご覧ください。
 
①ものづくり補助金(上記資料17ページ目)
*予算額1000億円で1万社以上の採択企業を見込んでいる。(昨年の採択企業数は6000社ほど)
*今回から補助上限3000万円タイプは廃止されます。 
*一般型(上限1000万円)の補助率は1/2(50%)となり、前回の2/3より減ることになりました。
 (しかし、経営革新計画の認定を受けているなど一定の要件を満たせば、補助率が2/3になると書いてあります。)
*小規模型(補助上限500万円)は継続されます。 補助率は前回同様2/3のままです。
*新たに「企業間データ活用型」が登場。(補助上限1000万円、補助率2/3)
*設備投資と併せて(有償の)専門家を活用する場合は補助上限額が30万円アップします。
*公募開始は来月2月中旬~下旬になります。 
 
②小規模事業者持続化補助金(上記資料14ページ目)
*予算額120億円。(昨年も同額) 補助上限額(50万円)、補助率(2/3)など概要は昨年と同じです。
 当補助金の対象は小規模事業者だけですが、ご興味のある事業者様は直ぐにでも申請窓口の商工会・商工会議所へ相談されては如何でしょうか?
*公募開始は2月になるかと思います。
 
③IT導入補助金(上記資料15ページ目)
*予算額500億円と昨年の5倍に大幅拡充。 補助上限額は50万円と減少。(前回は100万円) また補助率も前回の2/3から1/2に低下。
  このために採択される企業数は前回の10倍以上になるかと思います。 採択率もかなり高くなると予想します。(実際は蓋を開けないと分かりませんが)
*公募開始は春(4月か5月)になります。 また1次公募の後、2次公募もある可能性があります。
 
④事業承継補助金(上記資料16ページ目)
*予算額は前年より大幅拡充され、30億~40億円になります。 対象となる事業者は以下のとおり限定されると思います。
  ・もし前回の公募要領に変更されなければ「事業承継を平成28年4月1日以降に実施したか、又は平成30年12月末までに事業承継を予定している」事業者。
  ・単なる事業承継だけではなく、事業再編・事業統合も対象になります。(企業の吸収・合併など)
*前回の公募概要は右のとおり。>>http://sogyo-shokei.jp/assets/files/shokei/gaiyo_29shokei.pdf
*前回と同じであれば、公募開始は4月~5月だと思います。
  
⑤省エネ補助金(上記資料6ページ目)
*補正予算額は78億円ですが、平成30年本予算額と合せれば約700億円と大きい。 
公募要領が前回と同じであれば、申請手続き等の作業が大変煩雑・複雑になります。 
 
⑥経営力向上計画の認定を受けた事業者への金融措置(上記資料20ページ目)
*皆様の中にも経営力向上計画へ申請し既に認定を受けられた事業者様も多いと思いますが、当計画の認定を受けた事業者が設備投資を目的に日本政策金融公庫から融資を受ける場合、利率がかなり低くなります。(基準金利から0.9%の引き下げ) 
この特別金融措置のために国が補正予算に50億円を計上しております。 既に当計画の認定を受けた事業者様が日本政策金融公庫から設備投資で融資を受ける場合、当制度をご活用ください。
 

 

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