「価値を買う」Part2
先週の金曜日は、月2回の新宮出張の日でした。
和歌山市内から遠く離れたところでも素敵な出会いがありました。
面白いというか、変わっているというか…
素敵な散髪屋さんでした。
ご主人は独特の世界観を持っているんです。
今後はこのようなお店が生き残っていくのでしょうね。
そういう意味では、前回に書いた靴屋さんもそうなんです。
今回はその靴屋さんの続きです。
もとは、多店舗展開をしていたのですが、将来の靴屋の在り方を考えたら、こんなスタイルの靴屋になったそうです。
写真のように靴屋なのに靴のディスプレイがほとんどありません。
お客様は靴を選ぼうにも、展示数が少ないので選べません。
お客様が来店されると、そのお客様が望んでいることを徹底的に聞きます。
そして、バックヤードに行き、靴を持ってきます。
「あなたにはこの靴です」と言って差し出します。
お客様は試着して、はい!…お買い上げ。
5万円以上する靴を、ほぼ値段も聞かないで意思決定するんです。
どうしてそんなことが可能なんでしょうか?
それは、ご主人が日本でも数少ない、シューフィッターのマスター資格を持っていることに加えて、他のスタッフも全員資格を持っています。
つまり足と靴の専門家チームなのです。
でもそれだけではこのようにはなりません。
いつも店主やスタッフの情報を発信し続けているからなのです。
それが毎月送っている「ニュースレター」なのです。
靴や足に関することの情報だけではなく、ご主人やスタッフの思いなどをしっかり伝えています。
「この人が勧めてくれるものは間違いない」「あなたから買いたい」と思ってこのお店に来るのです。
買い物をして幸せになる…そんなお店です。