「目標の決め方」PartⅡ
福山はお盆休み9日間いただきました。
皆さんはどのように過ごされましたか?
丁度お盆に台風が来て大変だったと思います。
紀南の方は雨がすごかったようです。
被害の方はなかったでしょうか?
私は本日からよろず支援拠点の仕事を開始しています。
さて、前回は目標の決め方について書きました。
社長も望む、社員さんも望む…そんな目標はどうしたら立てられるのでしょうか?
今回はその望みを統合する目標設定=賃金制度についてのお話です。
一人ビジネスをしている人は「給料はこのくらいほしいな」「でも事業をする上では利益もこれくらい必要だな」と考えています。
だから「このくらいの目標にしよう!」と決めています。
必要な給料と利益の統合です。
これと同じように、社員さんと社長さんとともに「みんなが望む目標」を作ることができるのです。
写真は私がお手伝いした会社の社長と幹部の方々が、自分たちの目標を考えているところです。
まず、売上総利益(粗利益)と総人件費との関係が必要となります。
人件費の何倍稼いでいるのかを見るのです。
賃金付加価値生産性と言います。
粗利益÷総人件費⇒⇒⇒殆どの企業は1.5~2.0くらいになると思います。
仮に粗利益が1億円で総人件費が6000万円の会社だとすると、賃金付加価値生産性は1.66となります。
次に賃金をいくら増やしたいかを話し合います。
総人件費で500万円増やしたいと考えたなら、目標の総人件費は6500万円となります。
これに賃金付加価値生産性の1.66をかけると、108,333,333円の目標粗利益額となります。
これは全体の賃金が500万円増えて、なおかつ会社には333万円の粗利益が稼げることになるんです。
この粗利額に粗利率をかければ目標の売上額が設定できます。
このようにすることで、自分たちの賃金と業績が連動した仕組みを作ることができるのでのです。
ただし、決算を公開していることが前提となりますが…
一度考えてみてはいかがでしょうか?