【よろず支援ニュース#170-令和】政府の経済対策【中小企業:手厚い支援>主要補助金の最新情報】

政府の経済対策【中小企業:手厚い支援>主要補助金の最新情報】

政府は昨日5日、財政支出が13兆2000億円程度、総合的な事業規模が26兆円程度の大型経済対策を閣議決定しました。本日の日刊工業新聞(2、3面)には「中小企業-手厚い支援」というおおきな見出しで関連記事が出ています。ここでは日刊工業新聞記事を中心に経済対策の中の小規模事業者・中小企業支援策について簡単に解説します。

 

「中小企業の設備投資、販路開拓、ITツール導入などを支援する「ものづくり補助金」「IT導

 入補助金」は、複数年で予算を確保する。」(日刊工業)

 ▶ 小規模事業者補助金については触れてませんが、先日商工会全国大会で安倍首相が持続化補助

  金の継続について発言しています。故に予算は確保されているかと思います。

 ▶ 「複数年で予算を確保する」とありますが、これが先日配信した主要補助金雄「基金化」のこ

  とと考えます。下URLは共同通信の関連記事になります。

  >>https://this.kiji.is/575117983136547937?c=39546741839462401

 ▶ 上の記事には「政府は5日、生産性向上に取り組む全国の中小・零細企業を支援するため、約

  3600億円の基金を創設する方針を固めた。消費税増税などで経営環境の厳しさが増す中、賃上

  げやパートらの厚生年金の加入拡大に取り組む企業を優先的に支援する」とあります。予算額は

  本決まりではないでしょうが、当基金が3年分であれば1年あたり1200億円の予算規模になる

  計算になります。

  先日の配信で書きました通り、本年の3主要補助金の予算額が1100億円でしたので、来年の各

  補助金の予算額もほぼ本年度並みかと予想します。(あくまでも予想です)

 ▶ 基金化されることで、補助金事業の実施期間(事業を完了させる期間)が今までよりも柔軟に

  なるなど活用しやすくなることが考えられます。

 

経済対策として事業者の皆様に関係するところで、以下のような対策も盛り込まれています。

「景気のカンフル剤では、マイナンバーカードを使ったポイント還元を盛り込んだ」(日刊工業記

 事)

 ▶ 当件の詳細は先日配信した右の記事を参照。

  >>https://yorozu-wakayama.jimdofree.com/news159-2019/

 

今まで、ものづくり補助金を始めとする国の主要補助金は補正予算に計上される単年度予算でしたが、基金化されることよにより、今後3年継続される支援策になりそうですね。

日刊工業記事には、「中小企業対策では、消費増税の影響や残業規制などの働き方改革、最低賃金の引き上げ、社会保険の適用拡大に伴う中小企業への負担増を考慮し、生産性を向上する継続的な支援を構築するのが狙い」とあります。皆様の事業ニーズを見極めた上で活用できる支援策・補助金があれば、是非ご検討いただければと思います。

引き続き詳細な情報が入れば、お知らせします。

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