【よろず支援ニュース#173-令和】経産省19年度補正予算案の関連記事「中小の生産性向上に3660億円」

経産省の19年度補正予算案の関連記事「中小の生産性向上に3660億円」

 

本日の日刊工業新聞1面に経産省の2019年度補正予算案の骨格についての記事が掲載されております。以下、中小企業支援関連についての要旨になります。

 ▶ 「景気対策として、中小企業の生産性向上や事業承継の円滑化などに取り組む。」

 ▶ 「中小企業の生産性向上策に3660億円程度を盛り込む」「生産性向上では「ものづくり補

  助金」や「IT導入補助金」などに充当する「生産性革命推進事業(仮称)」を通じ、中小を複

  数年にわたり計測支援する枠組みを整える」

 ▶ 「事業承継時に経営者保証を不要にする信用保証制度の20年4月創設を見据え、専門家によ

  る支援を実施する」(専門家人件費に60億円程度)

 ▶ 「災害復興では、一連の台風などで被災した中小へのグループ補助金や、防災・減災に向けた

  自家発電機導入支援を実施する」(記事には電気自動車導入支援と合わせて320億円程度とあ

  ります。)

 

また、安倍首相は一昨日の記者会見で以下のとおり今後の中小支援に関し明言しております。

 ▶ 「地域経済の核である中小・小規模事業者の皆さんには、総枠3,000億円を上回るものづ

  くり補助金、IT補助金、持続化補助金を活用し、生産性革命を一気に加速します。そのことに

  よって賃上げの流れを一層力強いものとしてまいります」

 *首相官邸HP記事

  >>https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/1209kaiken.html

  上URLには首相の会見動画がありますが、上の発言は4:00前後にあります。

 

上記にある中小企業への支援策・補助金の概要は、今月中に行われる補正予算の閣議決定後に判明するかと思いますので、判明次第お知らせします。

 

最後に以下、当方の所感を述べたいと思います。

当方、小規模事業者・中小企業の支援者としては大変歓迎することかと思います。一番評価するのは複数年(多分3年ぐらいでしょうか)にわたり主要補助金の公募が確実になったことです。今までは毎年補正予算の中に計上されておりましたので、補正予算が閣議決定されるまで主要補助金の公募があるか否か分かりませんでした。事業者様にとっては、今後は複数年のスパンで主要補助金の活用を計画立てることが可能になりますね。

また、再来年度分以降は「基金化」されると予想しますが、基金化されることで採択後の事業実施期間が柔軟に設定されることも考えられるかと思います。例えば、今年のものづくり補助金の2次公募ですが、11月5日の採択結果発表後、事業実施期間は1月31日までの約3か月と大変短い・厳しいものです。まだ運用の詳細は分かりませんが、この実施期間も柔軟に対応してもらえることを期待したいと思います。

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